TOSS
ワインのみを扱う小さなバー
通りに対して大きく開いた開口を持つこの場所に対して、外に閉じるのではなく、街との接点を保ちながら、内部に滞在の重心をつくることを考えました。外からの視線や気配は完全には遮らず、内部の明るさや奥行き、席の配置によって、街の延長ではない時間に切り替わるようなあり方としています。
壁、テーブル、ベンチにはウォールナットを連続して用い、スケールや役割の異なる要素を同じ材で揃えています。個々を分けず、ひとつの塊として見えるようにしています。客席は、カウンター席、中央のテーブル、壁際のベンチによって構成しています。ひとりで短く滞在すること、数人で会話を続けること、そのどちらにも偏りすぎない距離感としています。街に開かれた条件のまま、飲むという行為が無理なく成立する状態を整えています。
2026.3type : interior,furnitureplace : Chuo-kuclient : TOSS @toss_nihonbashidesign : saikuConstruction : saikuphoto : kohei tahara @kohei tahara