PERCH DINER
浦安の住宅地に位置する、ハンバーガーショップ。
周囲は日常的な生活圏であり、特別な目的地として構えるのではなく、通りがかりに立ち寄られることを前提に空間を捉えました。店内は、カウンターと客席を大きく分けるのではなく、ひと続きの領域として構成しています。
壁面、ベンチ、テーブルにはナラ材を用い、スケールの異なる要素を連続させることで、空間の中にまとまりをつくりました。
一方で、椅子やテーブルの脚部には軽さのある色と形状を与え、全体が過度に重くならないよう調整しています。素材やボリュームの差をそのまま活かしながら、居場所の強さが偏らない状態を目指しました。
客席は、滞在時間や人数に応じて自然に使い分けられるよう、過度に用途を固定せず構成しています。
食べる、会話する、少し滞在する、といった行為が無理なく収まることを重視しました。
この場所では、強い演出や象徴を与えるのではなく、日常の中で繰り返し使われる前提に対して、どこまで整理できるかを軸としています。
空間が前に出るのではなく、使われ方の中で自然に成立していく状態を目指しました。
2026.4
type : interior,furniture
place : Urayasu-shi
client : PERCH DINER @perch.diner
design : saiku
Construction : saiku
photo : kohei tahara @kohei tahara