グラフィックデザイン、プロダクト、印刷加工、プログラミング、化学、まで—— NEW Creators Clubには、多様な専門性をもったメンバーが集まっています。 分野の境界に縛られず、独自性を見出すその姿勢に応えるように、オフィスもまた、思考と創造を支えるための土台として設計しました。 床には、シナベニヤを長手方向に割いて敷き詰め、自然光の流れと呼応するように木肌のトーンがゆるやかに変化します。 素材の方向性と光の動きが交差することで、空間全体にさりげない動きと奥行きを生み出しています。 中央のテーブルは艶のない無彩色のフラットな天板と、精度を意識して組まれたアルミの角パイプの構造体によって構成。接合部や寸法の検討を重ね、構造そのものに美しさを持たすように意識しました。 単なる家具ではなく、空間の中にひとつの建築的要素として明快な存在感を放っています。 情報やモノが集まるこの場所では、過剰な装飾ではなく、思考のための余白を意識的に確保しています。
2025.11 type : interior,furniture place : meguro-ku client : NEW Creators Club @new__jp design : saiku Construction : saiku photo : kohei tahara kohei tahara